二夜が明けたが学年長には殺意。

学校への帰りのバスの中で、配られたハンバーガーを食べていた時に、“今日なんか…ハンバーガーが美味いですね。”という森内の何気ない発言に僕はやられた。
確かに、演奏が終わり結果も知らされた後に食べたハンバーガーは、間違いなく疑いようがなく今まで食べてきた中で一番美味く感じた。いろいろと理由はあるけど、きっとこのために今まで２年間やってきたんだなぁと思った瞬間だった。それだけで良かったのだ。

結果は…だったけど、等という表現は使いたくない。楽しかった、本当に楽しかったんだ。あのまま何もしてなかったら俺はとてつもなくつまらない高校生活を送っていただろう。


終わったらすぐに切り替えたかったが、何だろう、心の中にぽっかりと穴が開いたようだ。何もやる気が起きない…、まだ基礎練とかしたかったな。

あと。

前夜…とは言っても日付は変わってしまった。なんだいなんだい、いよいよなのか。皆応援してくれている、今日くらい青春っぽくなってもいいや、そう皆の応援の為にも頑張るんだ。

緊張して眠れないということはない、ぐっすり眠れそうだ。…やはり寝ていた。目覚めは程々、５時間ほど寝ただろうか。


ああ、あと７時間もしたらきっと変な気分なんだろうな。わかんないや、未来は見えない方が良いに決まってる。

２

かなりサボり気味であった、暇がなかったのだ。そうこうしていると残りあと２日なのだ、少し動揺を隠せていない。

風呂に入り、歯磨きもして寝るのは本当に久しぶりだ。このところ朝入るのが日課になりかけていたところだ。今夜はゆっくり…とは行かずあと２時間も寝れない、この忙しさもあと２日なのかと思うとやはり何か思うことはある。何だろう、後悔するには早過ぎるがそれに似た感情。


ごちゃまぜのCD-Rを流しているとベンジーの声が聞こえてきた。かっこいいなぁ、誰だっけ?なんとか達也だったっけ?まぁドラムもかっこいいんだ。やっぱり上手い。ソロで活動するだけはある。
それにはクラッシュも入ってたが、マッドや林檎も入ってた笑。何だか面白い１枚だな、これで寝るとしよう。

ブランキージェットシティ/ガソリンの揺れ方

3928倍、そして4825 万倍。

あと２週間かと思っているといつの間にか１０日になってたりする、そしてもう一桁だ。なんだそんなものだったかと思えて来る、だからこそ嘆いている暇はない、のんびりしている暇もない。

今日はクラスマッチ、これまた最後だとか。なんだい、例の「最後の」っていう修飾語がまたもや流行って来る時期なのかい?もうそんな頃合いか、全く、時間は相変わらず早い。
快適な朝だ。とにかく、今日は負けたくないなぁ。頑張ろう、脚をつるまで走り回ろう。

初めてドラムに触れるような

模試を受けるという心構えが全く出来ていなかった、悲惨だね。明日は理科や数学があるけれども、モチベーションは上がらない。模試と名の付くものはまた３週間後にある、１ヶ月半後にもある。夏を少し頑張ってみようか、部活が終わったら勝負だ。スタートしたのか定かでない皆に追い付いてみせるよ。

バスの運転手がすごくいい人だった。いつだったか、ひどい運転手に100円をぼったくられた事がある。さすがに腹が立ち、何も出来なかったのが何より悔しかったのを覚えている。今日の人は対称的だった、自分の仕事に誇りを感じているような印象を受けた。いろんな人がいるが、自分は将来ああなりたいと思った。バスの運転手ってわけじゃないけどさ。好きなことをやりたい。好きなこととは何であろうか？