何をするわけでもなく

あーあ。
もうなんかどうでもいいや、無気力、さらに無意識で無関心、そして無防備。どうであろうと決して死にたいわけではないが、特別生きたいと思うわけでもない。それくらい日々面倒で、何をしたらいいのかもわからない。

“I need you”という言葉の素晴らしさというか、素敵さをビートルズを聴きながら感じている。その真っすぐさが僕の中でI love you以上の何かを感じさせたんだと思う、I love youもすごく素敵な言葉なんだけどね。そして、そんな言葉を恥ずかしがらず相手と面と向かって言える人もまた素敵だと思う、そんな人に会いたい、むしろ自分がそうなりたい。
今宵はビートルズが本当に優しく包む。真っ暗な夜と、梅雨ならではの雨でひんやりとした空気と、適度な眠気と、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの歌声が見事にマッチしていてもう言うことが無い。日々のストレスや面倒なこともこのひと時だけは忘れさせてくれる、俺は大事なものを忘れていた気がする。

優しい、こんなに優しい夜も実に久しぶりであろう。このまま眠ろう、また明日が始まる。大好きなベランダに出ることを禁止され何のために学校に行っているのかわからなくなるが、頑張って行くんだ。会いに。そう、それだけなのかも知れない。今存在がもし。