左手が9mm Parabellum Bullet

昨日に比べればそれほど寒くはない、静かな夜。だが車で犬の散歩をしていて進んでは停まるを繰り返すご迷惑な車のおかげでなんだか悲しくなった、空には雲一つなくお星様とお月様がはっきり見える。あと四五日もすれば綺麗な満月となるんだろう、今でも十分綺麗だっていうのに。

幼稚園の頃、好きな人といえば僕はあの子が好きだっていうただそれだけの単純で純粋な感情しかなかったと思う、小学校までもそうだったかもしれない。でもそれが思春期になれば好きな人と一緒に居たいだとか、キスをしたいだとかいろいろと欲が増えてくる。そりゃ人間として当たり前だし、悪いなんてことは一言も言っていない。だけれどその単純で純粋に好きっていうのはすごいことだと俺は思うだけ、大人に近づいてしまった今となっては到底無理なことだろう。仏教用語かわからないけど、「無心」って言葉に似ているんじゃないかな。本能のままで生きたり煩悩が無い状態でいる時間は尊く、素晴らしいものだと思うよ。

書きたいことは細々とたくさんある。が、うまくまとまる気がしないからやめておこう。

あの先輩にあんなに見つめられればさすがに照れます、でもそれだけでいい、今はそんな感じの恋でいい。最近周りはいちいちうるさい、俺はこの程度の恋ならいつでもしてるよ。
ふと我にかえれば本当の恋をしていないなと気付かされる、『クリスマスイブまでにあの娘に告白できるかな』と惑星基地ベオウルフが頭を流れる。朝だ。