死霊

腰が痙攣している。ピクピクピクと、腰や背中だけではなく、お腹までもが疼くようにもぞもぞとしている。
ああ、現代文は全くわからない。やる気を削がれ、骨と皮だけの廃人みたく、ただ机に突っ伏すだけである。古文にへと変わり、さて気持ちを入れ替えようかと思った途端、奴は解説を始めた。訳もなにもかも言ってしまっている。俺は急かされるのが嫌いなんだ、もうさらに削がれ、削られてしまう。
こうもなると全てがリンクして嫌になる。心配は募る、腰は唸る、肺も歪み悲鳴をあげている。ちょうど睡魔が襲って来た、出来ることなら目覚めたくない、目覚めた時は何かが変わってたらいいなぁ。他力本願。