中東情勢、雲行きは怪しい。

ああ嫌なことを思い出した。くそぅ、悔しくてたまらないんだ。二度目というやつか、結局かなりの後悔を残してしまっていた。

これまでいくつかの大きな選択をしてきた、一つ目は大方間違っていないだろう。半年後の二つ目はどうだ、これが最も曖昧なんだ。自分がそれこそ「激変」したのは紛れも無い、この選択によるものであった。が、しかし結局はこれが自らの首を絞めたことにもなり、現状である最大の理由となったことは間違いない。また半年後の三つ目、四つ目の選択はほぼ一択だった、そして１年が経ち五つ目に至った。今がある、そう集大成といえば聞こえは良いのかもしれない。向上心を忘れたのはいつからだったか、思い出したのはいつからだったか、あの娘と気まずい関係になったのはいつからだったか、僕が怒りっぽくなったのはいつからだったか…。

上記のことも全ては自分のせいだった、いやむしろ自分の「性」であった。“適当”という持ち前の性格が短所となって出た結果だったんだ。周りには何一つ残ってはいやしない、自分から自然に廃除してゆき、辺りには自分が動きやすいスペースばかりを“自分勝手”に作っていた。まだ“自分勝手”という言葉の意味を十分理解できていない時分であるが。全ては自分が悪かったのだと、謝罪をしたい、今までの全てを謝りたい。あなたに対して。


ニルヴァーナのあの曲が例によって永久ループで流れ続ける。どうしてデイヴはあんなにも明るく軽快なフィルインを用いたのだろうか…、今夜はそれを考えながら目を閉じよう。きっと今の僕には答えはわからないが。