パープル

俺にとって暇というものはこんなに天然記念物のようなものかと、いやぁ嬉しいようで悲しいもんだ。腹は減っているというのに、全く惨めなもんだな。
あー女子高生、っぽいね。うん、女子高生なんだなこれが。俺の後ろでおしゃべりしている、知り合いなんだけど。盗み聞きをしているわけではない、あまりにも暇だから意識していなくても耳に入って来るんだ。でも罪悪感でいっぱいだ、やっと過ぎ去った。

さて今日はすごく肌寒い一日だったね、肌なんて付けなくていいか笑、寒い一日であった。合服?合服?…どちらなのかわからないがそれがたくさん見られた。女の子たちはみんな、「あいふく」装着可能である貴重な２週間をフル活用させて着こなしているようではあったが、実際のところそんなに思う程男の子たちは見ていないようで、彼らは単に「あいふく」に満足しているだけのように思われた。まるでオフィス・レディのようなあの格好に。いや逆にその大人っぽさが良いのかもね、どうなんだろう?アンケートをとりたいくらいだ。俺はそんなに語れる太刀ではないからね、良いとは思うんだけど。まぁ男の子たちも大人になっているってことなのかな、今日のところはそういうことでまとめておこう。

帰り着いたことだし。