満月の反対

悩まされることばかり、彼も悩まされているみたい、彼らは何にも悩まされていないように思われる。相変わらず奴の行動・言動には腹が立つし、飲み込まれていく級友たちを見ているととても興ざめだ。みんなバカだ、バカだバカ。

なにもかも週末に溜め込んで来た気がする、そして週末がやってきた。あー結局また何もせずに終わりそう、いやそうはさせない、させたくない。

例のことが事実でショックを受けざるを得ないが、まぁ仕方がないのだと一人で抑圧…ちょっと意味が違うか。それでもなんだか悲しくなるのは当たり前、多かれ少なかれ涙が出てくるような事であることにも違いない。やはりそれなりの憧れはつきものだからね。だから彼女や彼女や彼女たちにはそんな臭いを発しないでいて欲しいんだ、できればそのまま、そのまんまの匂いを発していて欲しい。これは一人の男としての願望である、決して俺の願望ではない。だがばか正直な願望であるのは確かだ。

あーみんな悩んでいる、父親まで。あー。何かすっきりしない。